〜街を知ろう!!〜

 

 

俺の尊敬する詩人が言っている。

「その街に通用するかどうかは、何年住んでいたかではない。

その街に来て四日以内に何ができたかだ。

全然知らない街で果たして四日以内に、

何が出来るかだ」

 

三代目魚武浜田成夫

 

と。

俺はこの言葉にむちゃくちゃしびれていた。

だからトロントに来たとき、最初の四日間で何が出来るか考えた。

誰も知らない、言葉も分からない、文化さえよくわからない。

そんな俺になにができるだろう?

怖いもの見たさで馬鹿なことをやってしまうような愚行だけは避けなければと思った。

これから俺が長期滞在する街。

 

そうだ、まずはこの街を知ろう!!

 

かと言って、ガイドブック見たり観光行ったりするわけじゃない。

俺の考える街を知るっていうのは、

 

この街の路上に何があるか

この小さな路地裏には何があってどんな人が住んでるのか

 

ということを知ることだった。

俺がトロントに来て、最初にやったこと。

それは、とにかく歩き回ることだった。

新しい街に来て、そこを知ろうと思ったらとにかく歩き回ることだと思う。

 

でも、トロントは広かった・・・

やっぱ日本とは桁が違うね、広さの。

 

だからトロント着翌日には

カナディアンタイアで一番安い自転車買って足にした。

わかんない英語で一生懸命買ったよ・・・  ふぅ。

 

蛇足だけど、俺はこの同じ日(つまり着翌日)に銀行(Royal Bank)で口座を開いた。

銀行員が何言ってるか全然分からなかったから、相当苦労した。

終いには俺が逆ギレしたり、と最初から刺激的だった。

 

おっと、話がそれた。

で、自転車手に入れた俺は、とにかく走り回った。

大きな通りや有名どころは避けて、とにかく細かい道、

建物などを走りまくった。

そして、看板や標識などのわからない単語は片っ端からメモって、

辞書で調べたり、ホストファミリーに聞いたりした。

 

これが意外と面白く役に立った。

「ホストファミリーと、つたない英語で何話せばいいかわからない」

という人がいるが、俺にはそんなことはなかったぞ!!

とにかく聞きたいことはたくさんあったし!!

だって、裏通りなんてわかんない物だらけだしね。

そして生活に絶対必要な単語や知識を得ることができた。

それに多民族都市トロントの雰囲気もよくわかったし、

看板ひとつにしても日本とは全然違う。

 

これが異文化っちゅうやつか・・・

 

と、一人感動してた。

街を歩き回ることで、いろんなことがわかったし、いろんな失敗もした。

 

そしてそれをネタに、またいろんな人と仲良くなった。

 

語学習得において学校での勉強もいいけど、

 

ただ街中をプラプラするだけの方が身につくことが多い

 

ということもよくあると思う。

自分が住む街である。

どうせならどっぷり浸かってみようじゃないか!!

歴史・文化・人、すべてを肌で感じることが出来る。

 

まさに

 

ペンを捨て街へ出よう!

 

である。

 

これも俺流勉強法!!

 

 

 

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